介護職は、転職しながら様々な職場を経験してキャリアアップする人もいれば、同じ職場で長く働きながらステップアップする人もいます。深刻な人材不足に陥っている職種だからこそ、経験や勤続年数にあまり関係なく、比較的どのタイミングで転職をしても成功しやすいのではないでしょうか。ただそうはいってもやはりベストなタイミングというのはあります。
1つ目のタイミングは、人間関係や職場の雰囲気が悪く、これ以上在籍していると自身の精神バランスに影響が出ると懸念される時です。この場合には、できるだけ早く次の転職先を見つけて職場を変えるのが賢明でしょう。
2つ目のタイミングは、企業に新入社員が入社する4月です。介護施設にも4月になると新しく介護士が入社してきます。このタイミングでの転職は、介護士としての経験がそれほど多くない人や、もう一度最初から基礎をしっかり学びたい人におすすめです。
3つ目のタイミングは、結婚や出産といったライフステージの変化に合わせた転職です。それまでは不規則なシフト勤務だったけれど、結婚のタイミングで夜勤のない職場で働きたいという人は多くいます。ある程度の経験や勤続年数があれば、訪問介護の分野で日勤のみのお仕事をすることも可能でしょう。また介護士の中には、夜勤専従で夜勤しか行わないというお仕事もあります。自身のライフステージの変化に合わせて転職をする人は多く、転職のタイミングとしても職場を変えやすいタイミングといえます。